コーキングとは建物の構造上、どうしても発生するすき間(目地といいます)を埋めるものです。また、このコーキングは地震や外壁の挙動に追従してその力を逃す役目と防水性と気密性を保つ役目をはたしています。
また、窓まわりにも防水性と気密性を保つためにも使用されています。
ところがシーリング材は温度変化に弱く立地条件等にもよりますが、平均6年から10年程度で劣化し、(防水・気密・追従の機能が低下します。)コーキングが硬化し痩せてひびが入ったり、裂けたりします。
さらに放置し続け進行しますと、建物内部に水が入り浸透し、内部を腐食させる原因になります。そうなると建物本体を劣化させ、建物の寿命が短くなる可能性があります。
コーキングが軽度の傷みであれば,「増し打ち」(あるいは「打ち増し」)といって,既存コーキングを撤去せずに上から重ねて充填する方法をとることもありますが,下の画像のような症状の場合は,既存のコーキングを撤去してやり直す「打ち替え」を行うことが望ましいです。
このような症状が出たら赤信号です。コーキングの打ち替えをお奨めします。
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